2012年1月14日土曜日

クリティカルシンキング

福岡二日目の朝は、気持ちの良い天気です。昨日はセッション終了後にスタッフ学習会を行い、名古屋のスタッフも、ネット中継で参加して「大きな気付きと生きていく為の絶対基準が見えた」時間になりました。その中心概念の「クリティカルシンキング」の詳細を記載しましょう。



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批判的思考【クリティカルシンキング】
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「批判」という言葉は反対する、受け入れない、などのイメージから「否定」という言葉と同義で用いられるケースが少なからず存在するがここでいう批判とは 情報を分析、吟味して取り入れることを指しており客観的把握をベースとした正確な理解が必要とされる。「否定」という言葉はその情報自体を拒絶するという 意味合いが強くまた主観的要素を含んでおり「批判」という言葉の意味とは隔たりがある。必要となる要素は客観的な情報把握とその分析であるが言葉の意味を しっかり吟味し伝えられる情報の全体像と背景情報を理解することも重要である。またこれには解釈方法や得られた事実に対する意見、考えなど個人の裁量によ る部分も含まれるためそれぞれの人間が持つ個性やバックグラウンドの違いが現れてくるといえよう。すなわち、個人主義の色合いが強い国ほどこの思考パター ンが主流となっており、日本社会においても現代の潮流から徐々に浸透していくであろうと考えられる。

■クリティカルシンキング■

突然ですがひとつ質問します。あなたは、昨日と今日を比較して何か成長がありましたか?「わたしはこの部分で成長した」と即答できる人は、ほとんどいない のではないでしょうか。昨日と今日に変化がないなら、明日も明後日も、変わらないでしょう。そして極端なことをいえば、1年後も3年後も、はっきりとした 成長を実感することができないでしょう。自分の成長を実感できることは喜びです。それを日々体験できるとしたら、どんなに素晴らしいことでしょうか。

とはいえ、人はどちらかといえば「変化」よりも「安定」や「秩序」を好む傾向があります。あるものを得ると、それを維持したい、守りたいという考えが生ま れてきます。しかし、外部環境が「待ったなし」に変わっていくのですから「自分だけは変わらない」という考えはいただけません。

また、わたしたちは「相手の言動は変えて欲しい」「相手の欠点は直して欲しい」と考えますが、「自分は変わる必要がない」と思いやすいものです。もしく は、変われない理由を山ほどあげて、「だから仕方がない」といい聞かせます。でも、考えてみてください。お互いにそう思っているのですから、いつまでたっ ても平行線ですよね。
変化を拒む心は、あなたの意識を、そして行動を硬直化させていき、マンネリ化した惰性の生活へと誘導していくことになるのです。

メンタルブロックに陥っているときの思考パターンをおさらいしておきましょう。

「自分は正しい」
「この考えは動かせない」
「あなたは、変わるべきだ」
「自分は変わる必要がない」
「どうせ自分は・・・」
「どうせ聞いてくれない」
「あの人には言ってもムダ」
「△△が○○だったらできたのに」
「自分には責任がない」
(責任を外に押し付ける)

すべて、自分にとって都合の良い「思い込み」です。思い込んでいるのですから、なんと厄介なことでしょうか。

自分が陥りやすい思考の傾向を理解して、それが「思い込み」のトラップにはまっていないかを確認する習慣をつけましょう。自分の思考パターンが変わるだけで、〜〜


〜〜中略〜〜


〜〜れぞれが必要なものです。違いがあっていいのです。いや、違いがあるからこそ良いのです。こう考えると、人と自分を比較することはナンセンスだと考えられます。多様性こそ、シナジーを発揮するための「カギ」となります。

また、頭も手もその他の肢体も、それぞれひとつの体の中で、色々なものを共有しています。手に血液が流れなければ大変です。わたしたちも、この世に存在する(または存在した)知的財産を自由に共有する権利があるでしょう。

かなり乱暴なことを書いてしまいましたね。反論がくるかもしれません。これは「前提を変える」ことで新しい見方をするトレーニングです。わたしたちが持っている「前提」は、思い込みの一種であって、変えることができる ということを覚えておくと助けになります。

わたしたちがそうであるように、相手も自分の経験や知識に基づく価値観を持って話をします。彼/彼女たちの持っている前提や価値観に完全に同意する必要は ありませんが、「そのような考え方もあるのだ」、「そのような感じ方をする人もいるのだ」をいうことを認めようとする姿勢は、大いに結構だと思います。多 様性を認める習慣をつけると、きっと毎日が、あなたの持っている「前提」を覆す発見の連続になるでしょう。これこそが、自分自身のイノベーションにつなが るのです。
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