2012年3月7日水曜日

この世はバーチャルシアター

「愛のビタミン」という人格形成とより良い関係創りのための、重要な考え方があります。詳細は後々紹介しますが。究極の結論は「自由であること」なので す。「不自由な人」の生き方を見ていると、起こっている出来事を環境や周りの人のせいにする。そして、何が原因か見いだせていない。条件付きの問題解決を 実行する。このような特徴が見受けられます。
不自由な心理状態とは「相手や状況によって自分の心が心理拘束される状態」なのです。この状態から抜け出すには「自らの選択と宣言によって意識を決定する」という事なのです。相手のことをどこまでも理解し、自らの心の状態を理解する」ことが、自由な意識の原点です。

さて、今日は3セッションの予定です。ガッツな方々が天外セッションを受講されますので、天外も真摯な気持ちでお迎えします。
一人目の個人セッションは「極真空手の師範」の男性でした。イメージコントロールを伝授させて頂きましたよ。
二人目の女性は、長野からの「プロのセラピスト志望」の方でした。感情のコントロールを伝授させて頂きました。
三人目は、名古屋の素敵な主婦のかたです。「愛の基本的な考え方」をレクチャーさせて頂きました。
う~ん、今日のガッツだった!また、明日!





●この世はバーチャル・シアター!?●

今、バーチャル・リアリティ(virtual reality)というものが一種のブームになっています。「仮想現実」という意味ですが、その一種のバー チャル・シアターというものがあります。自分が映画の中に存在するのと同じ現実的な体感が得られるというものです。「映画:アバター」などは有名です。
しかし、どれほどのリアルな臨場感でも、「現実ではない」事を誰でも認識しています。見ている最中の脳は、そのリアリティを現実と受け止めています。その 為に、身体的な反応が生じるのです。しかし、脳のどこかで「これは、現実ではない」という認識が残っているのです。ここで大事な点は、「現実体験とバー チャル映画」とは、基本から異なる点があります。映画やテレビは誰が何度見ても同じ映像でストーリーが展開されて、人の意識が内容を変化させる事は出来な いのです。
しかし現実の人生は、当人の意識によって千変万化して展開していくのです。ガラスをハンマーで叩けば破片と化しますが、割る直前にハンマーを引き止めればガラスは割れずに元の姿のままで存在します。

このように人の意識と行動が「この世」の事象を目まぐるしく変転させて、時間の経過とからみ合って自然界の森羅万象を形造っていくのです。これが「熱力学 (エントロビー)の法則」と言われるもので、過去~未来と進む決して反転しないのです。(未来側から来る時間の矢は存在する)
人それぞれの意識と行動が「この世」の万象を創り上げていくのです。これがバーチャル映画と現実の世界の根本的な相違点なのです。しかし、パソコンゲーム では自分自身がストーリーを選択できます。映画の交差点をどちらに曲がるのかというあなた自信の選択によって、全体的ストーリーや結末が変わってくるので す。





〜〜 中略 〜〜





となると「この世」は、バーチャルシアターと同じようなもので私達は何者かによって「この世」という光景を映画のように感覚させられているという可能性も否定できないのです。
織田信長の「下天の内をくらぶれば、(この世)夢幻のごときなり」は、まさに真髄をついていた事になります。「あの世は(霊界)存在するのか?」という疑問のレベルではなく、この世すら、ある種の霊界だったという事になるのです。


ハイパーメンタリスト
藏本天外



※「天外ブログ」は、最新の科学を軸に、あらゆるアプローチで脳を活性させる藏本天外が、毎日綴っている赤裸々ブログです。

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