2012年2月4日土曜日

心の開花

今日は、2件のカウンセリングと1個人セッションの予定です。さて、ここで「心の開花」について記載します。


心と人生

心のおもむくままに人生は形づくられていきます。心の内側にあるものが、たえず外側へとあふれ出してくるのです。外側へとあらわれてこないものは何もありません。隠れているように見えるものも、ほんの一瞬のできごとにすぎません。やがて成熟し、あらわれて出てくるのです。

自然の秩序は4つのステージからなっています。まず種子が発芽して木へと成長し、花を咲かせ、最後に実をつけます。同じように、心のなかの状態から人生のいろいろな状態が生じます。「思い」が「行為」として開花し、「行為」が性格や運命の実を実らせるのです。





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人 は自分の心の見張り番です。自分の人生の砦を一人で護っているのです。人は勤勉にもなれますし、怠惰にもなれます。もっと注意深く心を護ることもできま す。心を見張り、清めることもできるのです。不正な考えを抱かないように自分を見張ることもできます。それが悟りと至福に至る道です。その一方で、人はだ らしのない、いい加減な生活をすることもできます。

人生全体が心から生まれることに気づかなければなりません。そうすれば、道義的にすぐ れた思考と行動の道を、力強く歩むようになるでしょう。そういう人にとって、人生は美しく、清らかなものになるでしょう。疲れることを知らない勤勉さを もって、自分の心の門をしっかり見張る者が、解脱や悟りや大いなる平安にたどりつけないことはありえないからです。


心の性質とパワー

心は人生の決定者です。いろいろな人生の状況を生み出し、その結果を受け取るのです。心は幻想を生み出す力と現実を認識する力を内に含んでいます。
心は自らの状態を正確に映し出す運命の織物を織る職人です。思いという意図が、善良な行ないやよこしまな行ないによって、縦横に織り込まれていきます。
そうやって、人生という機織りによって織られた織物は、その人の性格を表します。心は自分でこしらえた衣裳を身にまとうのです。






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ですから、そうした結果を招きたくなかったら、自分の選択でそうするしかありません。怠惰な習慣や罪深い行ないを生み出す源は心の中にあるのです。

外 で起こる出来事は内側の思いによって形づくられ、命を吹き込まれます。誘惑は外部の人や物によって引き起こされるのではなく、そうした人や物を求める心の 渇望によって引き起こされるのです。苦しみや哀しみを生み出す原因も、外側の出来事にあるのではありません。そうした出来事に対して取り乱した反応をする 未熟な心の中にあるのです。

知恵によって鍛えられ、きちんとしつけられた清らかな心は、苦悩を生み出さずにはいない肉欲やよこしまな欲求をことごとく避けて通ります。だから、悟りにいたり、心の平和を達成できるのです。

他 人を悪人呼ばわりしたり、外側の状況を諸悪の根源のように考えるのは、世界の苦しみや不安を煽りたてます。外側にあるものは心の内側にあるものの影でしか ありません。心が汚れていなければ、あなたの身のまわりで起こる出来事はすべて快適になり、美しく清らかな生活環境や人間関係がもたらされます。

悟りと平和に至る道は、他人の心ににらみをきかせて操ることによってではなく、自分自身の心を正しく制御し、不変の気高い徳のある道に自分を導くことによって発見されるものだからです。

人生は心の中から紡ぎ出されます。心に抱く思いが、ある種の習慣となって心の傾向を生み出し、それが行ないとして外に表れることによって、人生が進んでいくのです。どういう思いを抱くかによって心の性向を変え、自分の人生を変えられるということです。



今日は、終日「抽象度の高い考え」を中心に「現象という体験の意味」を訴えかける一日になりました。
皆さんは、どんな一日だったでしょうか。良き時間は、最善を尽くす心の状態から生まれてくるものです。
最善という心の状態は、自分が何者であるか?この問いかけが導いてくれますよ。
では、また明日!



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